おっす!おら性的には自称ノーマルを自負している!
ネットの記事で、
「SかMか聞いてるのにNとか答える人が苦手。」
【手で食えブタ野郎】熱々シーフードを手づかみで食す! | キタコレ!
とか語る女性記者のコメを読んだので、その勢いでエントリーを書いてみる。
◆Mですか?Sですか?って簡単な質問。じゃねーぞ。
SMのプレイよろしく、S(サド)か、M(マゾ)か、っていう話はよく目にする。
目にするが、その語源を知らないで使っている人もいるんだろう(参考:あなたはS?M? 「サド」と「マゾ」のルーツ)。
おらは、「虐待を相手に与えて、性的興奮を感じたりはしない」ので、つまりSではない。
いっぽうで、逆に、「相手から虐待を受けて、それを快感に感じる傾向もない」ので、つまりMではない。
つまり、SでもMでもない、というのが基本スタンスだ。
おらは、自称N(ノーマル)でしかない。
軽々しく、「自称Sなんです」とか、「Mなんです」と言っちゃうのって、どうなんだろうな、と思う。
◆風俗での自称ドMは危険が危ない
SかMかで、それが問題になってくるのは、性的な興奮に関係するときの話。
風俗店などでは、「自称ドM」な女の子が、危険な目にあうということもあるらしい。
風俗では、インタビュー記事などで、女性を紹介してお客さんを呼び寄せることがあるのだけど。
そこで「自称ドM」と女の子がこたえて、それをそのまま記事にしちゃうのは、よく考える必要があるそうだ(風俗ライター曰く)。
なぜなら、「自称ドMの女性」の記事を読んで、その人に興味を持つのは「ドSの男性」だからだ。
この男性が「真性ドS」だった場合は、相手に虐待を加えて性的な興奮を得るタイプである。
そのような「真性ドS」の男性が、「自称ドM」の女性にあたった場合は、危険が危ないのだ
つまり「真性ドS」の男性は、女性を殴打したり、レイプまがいなことをして、性的な興奮を覚えるのだけど。
そうした行為ができる女性を探して、風俗記事を読み、「ドM」な女の子を発見するわけなのだけど。
プレイがはじまって、男性は女性に対して殴打して、女性が泣き叫ぶことで興奮を得るような「ド変態」だったりする。
それも、了承の上で、お金を払ってプレイしていると、男性は思っている。
でも、女性は「自称ドM」なだけで、「真性ドM」じゃないと、普通に虐待されているだけになる。
「なんちゃって自称ドM」の女性は、性的な興奮を得られることはなく、ただただ危険が危なく、ピンチな状態でしかない。
プレイでも何でも無くなってしまい、それは一方的にレイプだ。
逆に、「なんちゃってドM」の男性客が、「真性ドSの女王様」にあたって、ピンチになることもあるだろう。
「Mですか」「Sですか」という質問と回答は、相手が「真性の人」だった場合、うかつな発言により、自分の首を絞める行為なのだ。
◆焦らしプレイはSかMか?
風俗店じゃないとしても、プライベートでのエッチな話も、同様に「S・M」が混同されている気がする。
「責めるプレイはS」「受けるプレイはM」と思われがちだが、それは違う。
本来の意味ではSにしろ、Mにしろ虐待レベルの苦痛が伴うプレイだ。
そうした虐待レベルの苦痛が伴わないなら、SでもMでもないと、おらは思う。
普段の会話で「S/Mですか?」という質問をする人は、「責め重視・受け重視か」という内容と混同しているような気がする。
しかし、この二つの質問の意味する(1)「S/Mですか?=虐待レベルで性的興奮するなら、S側ですかM側ですか?」という質問と、(2)「責め重視・受け重視」かどうかは、本来はまるで違う次元の話である。
また、責め、受けについてみても、これが肉体的なものと、精神的なものの組み合わせがあるので、難しい。
- 肉体的に責めるのが好き(肉・責)。精神的には奉仕される側が好き(精・主)。
- 肉体的に責めるのが好き(肉・責)。精神的には奉仕する側が好き(精・従)。
- 肉体的に受ける側が好き(肉・受)。精神的には奉仕される側が好き(精・主)。
- 肉体的に受ける側が好き(肉・受)。精神的には奉仕する側が好き(精・従)。
- 肉体的に何もしたくない(肉・マグロ)。精神的にも何も感じない(精・マグロ)。
5は、例外的に「マグロ」かもしれないが。
ケース・バイ・ケースなのだけど、たとえば、一方的に焦らしプレイをする男性(責め)がいたとして、それは上記のうちどれなのだろうか。
1なのだろうか、それとも2なのだろうか。
受けている女性は、3なのだろうか、4なのだろか、もしくは5なのだろうか。
3の場合、口では「ご主人さまぁ」とか言いつつも、精神的には「主」であったりして、肉体的・精神的な面をあわせると、どちらがご奉仕されているのか分からなくなる、という可能性も…。
◆結論:相手を選んでマッチング
結論としては、相手を選んでマッチングが必要だということ。
「真性ドM」の人にとっては、「なんちゃって自称ドS」のプレイはぬるすぎるだろうし。
逆に、「なんちゃって自称ドM」の人にとっては、「真性ドS」の人のプレイは、虐待そのものだろうし。
軽々しく、「アナタはSですか?Mですか?」という質問をすることと、それに対する回答によって、のちのち「こんな筈でなかった」とお互いがならないことを。
ハッピーバレンタインの翌日に、妄想した独男(‘A`)。