おっす!おらやさしい悪魔!
悪魔だけど、たまに「アナタは優しいですよね」と言われたりスル。
この時の返答にこまってしまう。
たいていの場合は「そんなことないデス」とか、「全然、やさしくないデス」と答えている。
謙遜なのかというと、そうでもなくて、自分自身で「優しい」と思っていないから。
逆に「ええ、やさしいですよね」と返していたら、それはそれで、どうなのかとも思うけど。
いったい、どうこたえるのが、正解なんだろうか。
おらが思うに、「アナタは優しいですね」と、最初に気づく人が、ずっと優しいのではないだろうか。
つまり、おらがやったコト=行為そのものは、どうでもよくて。
『おらがした行為を「優しさ」だと気づける人』が、すなわち優しいのだろうと思う。
ちょっとしたことを、優しいと感じるのは、優しさに敏感だからだ。
たとえば、おらが、Aさんに「ナニか」をしたとする。
おなじ行為の「ナニか」を、Bさんにもしたとする。
その時、Aさんは、おらに「優しいですね」と声をかけてくれた。
一方で、Bさんは、特に何も気づかないようで、声はかけてくれなかった。
すると、どうだろう?
おらの行為が優しいわけではないのがわかる。
この場合、Aさんが優しさに敏感なのか、あるいは、Bさんが優しさに鈍感なのか、ということになるだろう。
ということは、結論として、おらが優しいのではなく、声をかけてくれたAさんが優しかったわけだ。
これからは、「アタナは優しいですね」と声をかけられたら、すかさず「そう思う、アナタの方こそ優しいですね」と答えよう。
うん、きっと、これが正解なんじゃなかろうか。