ひとつ屋根の下とソウルイーターノット!


おっす!おらオタク!

ソウルイーターノット!のアニメを見て、思うことがあり、感想をブログで述べたところだけど。

どうもモヤモヤするのがスッキリしない。

何がスッキリしないのか、モヤモヤするのかを、さらにぐつぐつ煮込んだようなエントリーになりそう。

関連:(ネタバレ)ソウルイーターノット!を甘く見てた – Whisky Milk Punch

◆ひとつ屋根の下の思い出

『ソウルイーターノット!』のモヤモヤをするのは、何に似ているのかなぁ、と思っていたら、頭に浮かんだのは『ひとつ屋根の下』だった。

おらのトラウマドラマである。

『ひとつ屋根の下』は、酒井法子が、まだ、容疑者として世間をにぎわす前に作られた、1993年のホームドラマだ。

もう、きっと、再放送されることはないと思うが、このドラマが、トラウマだ。

最初、このドラマは、あたたかな家族を扱うドラマのようなフリをしてスタートした。

当時も今も、おらはドラマを全く見ない人なのだが、なんとなく、ひとつ屋根の下は、ひかれて見ることにした。

1、2回見て、わりと面白かったので、家族で見ようかなという気分になった。

そして、家族と一緒に見た回で、それは起きた。

「妹のレイプ」展開が。

地獄だった。

父、母、おら、妹の家族4人が、お茶の間にそろって、妹がレイプされるドラマをみる。

いま思い出しても、モザイクがかかってしまって、はっきりと思い出せない。

が、家族で見たのは、間違いない。

トラウマなので、記憶に蓋がされているようだけど、きっと凍りついたと思う。

おらが感じたのは「そんなドラマだと思ってなかった!」「裏切られた!」という気持ちだったと思う。

そして、その後、ひとつ屋根の下を家族で見ることは、なかった。

◆見る前から、見るドラマ(アニメ)に期待している

ドラマやアニメをみるときには、見る側は「何かを期待して」見はじめる。

展開やあらすじを知らずに、試聴することがほとんどなので、「この先どうなるか」なんてことは、わからないのだけど。

それでも、「何かを期待」している。

えっちな雰囲気をかもし出すドラマ(アニメ)であれば、えっちな展開を期待する。

ぐちゃぐちゃした人間模様をかもし出すなら、そういう展開を期待するし。

連続殺人事件をテーマにしたものならば、たくさんの人物が謎の死を遂げる方が、期待通りの面白い展開なのだし。

逆に、いうと、視聴者の期待にこたえるのは、送り手と受け手の間での「予定調和」といってもよいかもしれない。

『サザエさん』という人気アニメがあり、『ジョジョの奇妙な冒険』という人気アニメがあったとして、それを混ぜることはしない。

『サザエさん』のなかで、『ジョジョの奇妙な冒険』のように、主要キャラが傷つき死んでしまう展開はありえないし。

『ジョジョの奇妙な冒険』なかで、『サザエさん』のような「お魚くわえたどら猫を追いかける」程度の事件しか起きなかったら、期待はずれだ。

そう、視聴者は「勝手に期待」しながら、見ているのだ。

そして、長くみて視聴すればするほど、「期待どおりの展開」であると、よろこんで続きを見るようになるのだ。

◆期待を裏切るソウルイーターノット!とひとつ屋根の下

試聴するかどうかは、「期待感」を視聴者がもつかどうかによる。

おらは、『ひとつ屋根の下』には、ほのぼのホームドラマを「期待」しながら見始めた。

だから、急に殺伐としたレイプの話を打ち込まれた時に、「期待を裏切られた」気がして、ものすごくがっかりした。

送り手としては、「視聴者の予想を裏切る」ことで「期待以上のものを提供しますよ」という計算をしているのだろうけども。

それを受け手が、受け止めきれるかどうかは、別の話だ。

おらには『ひとつ屋根の下』の展開は、受け止めきれなかった。

そして、今回の『ソウルイーターノット!』で浴びせられた、「期待を裏切る展開」は、おらにとっては『ひとつ屋根の下』を思い起こさせるものだった。

おらが『ソウルイーターノット!』で期待していたのは、百合ゆりした、女性キャラがキャッキャウフフしながら楽しむ「学園モノ」であった。

が、そうではなかった。

もっと、殺伐とした「主要キャラでも血を流して死ぬこともある」ような世界の話、だったようだ。

この急展開を「期待どおりの展開」ではなく、「こんなはずじゃなかった!裏切られた展開」として、おらは受けている。

そう自己分析している(大げさ)。

◆物語は最後までみて(という期待)

送り手としては、視聴者の予想を裏切る展開であることは、最初から計算して作っている。

そして、その裏切る展開も含めて面白い話を作りますよ!という意気込みをもっているのだろう。

受け手としては、その物語が面白かったかどうかは、物語を最後までみてから、判断した方がよいのだろう。

また、送り手は、受け手が「最後まで見て判断してくれる」という期待があるのだろう。

けども、だ。

「期待が外れた」ことで、受け手が、受け手をやめる事態が発生する。

おらとしては『ひとつ屋根の下』の展開は、受け止めることはできなかった。

たとえ、おらが見た先の展開が、ものすごく面白くなっていたとしても、おらが見たところまでいうと「面白くなかったドラマ」と判断することになる。

また、いまの『ソウルイーターノット!』でも、受け止めることができなければ、このあとは見ることはないだろうし。

いまの時点で見るのをやめたら、ここから先にめちゃくちゃおもしろい展開があったとしても、おらの評価としては「期待はずれで面白くなかったアニメ」となるのだろう。

さて、おらとしては、このモヤモヤのぐつぐつが、どうなるのかなあ。

結論はいまだ出ず。

蛇足で言うと、この「期待を裏切る展開」を、ラストのラストに持ってきたのが、マンガ『岳 18巻』だったりするのだが。

そして、「この先に救われる展開があるかもしれない」という「淡い期待」すら、読者には残さずに、物語を終えてしまうという、おらのトラウマンガであったりもする。

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