殺せんせーとリアルな社会


週刊少年ジャンプに連載中の『暗殺教室』が面白い。
暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

この『暗殺教室』の作者・松井優征のマンガは、前作の『脳噛ネウロ』のころから読んでる。

その頃に比べて、「血なまぐささ」は、だいぶおとなしくなっているけど、でも、『暗殺教室』の方が、もっとリアルでもっと残酷かもしれない。

『暗殺教室』の主人公は、殺せんせーと呼ばれていて、なんだかわからないけど、月をも軽く吹っ飛ばすくらいめちゃめちゃ強い「モンスター?」だ。

そんなモンスターが中学校の先生をやっている時点で、むちゃくちゃなストーリーなんだけど。

でも、その先生が受け持つクラスの「E組」の立場って、むちゃくちゃに見えて、リアルと思うんだ。

「下に見えるクラス」を作ることで、「自分は、ああはなりたくない」とか「あっちから見たら自分は幸せ」とか、そういう優越感って、いまの社会のとてもリアルな部分だし。

本当に、そういう学校もあるだろうし、そういう会社(組織)は当たり前にあるし、いまの社会の仕組みからして、劣等感を煽って競争させる感じだしね。

その、一番底辺なクラスである「E組」のみんなが、殺せんせーという殺害の標的をもつことで、どんな感じに変わっていくのか?

「成長」をみせるという意味では、他のどのジャンプマンガよりも、一番熱いし、一番スリリングなマンガだ。

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