日本のクールビズが、いつまでたっても中途半端な感じがするのはナゼなんだぜ?
日本の政府が「クールビズ」と言い出したのは、2005年の頃からだという。
おらが、新卒として社会人デビューしたころには、日本にクールビズというモノはまだ無かった。
当時、夏でもスーツが、サラリーマンの基本の服装だった。
客先に行く時はスーツで外出して、自社にもどると上着をぬいで、クーラーガンガンの室内で涼む、というのが日常の光景だった。
室内で、事務職している女性のみなさんは、相当に寒かったみたいだ。
外出から戻ってきて「暑い暑い」という男性たちの感じる快適な温度は、かなり強めにクーラーを冷やしていたと思う。
◆スーツをぬぐということ
おらは、スーツは基本的に苦手であり、できることなら着たくない。
しかし、同時に「スーツの上だけぬぐ」という格好が、どうにも好きになれない。
美的センスの問題なのだが、スーツの上だけ脱いで、ワイシャツだけの姿はカッコ悪い、と思う。
最初から、ポロシャツや、Tシャツなら、全く問題ないし、むしろ、おらは、その格好が好きだ。
でも、スーツは、違う。
スーツは、鎧のようなモノだと思っているので、上だけ脱ぐのが、どうしても格好悪いとみえてしまう。
◆新卒の思い出
新卒だったおらが、先輩サラリーマンについて、営業に行った時のことだ。
その人は、夏でも、外出先ではスーツを脱がなかった。
おらには、それがカッコよく見えた。
まあ、その人も、自社に戻ったときには、スーツの上だけ脱いでいたのだけども。
おらは、その先輩をマネすることにした。
当時、夏でもずっとスーツを脱がなかった。
客先はもちろんのこと、自社にもどり、自席で仕事をするときも、スーツを脱がなかった。
まわりからは「変わってるな」と言われてたが、それでもスーツを脱がなかった。
スーツを脱ぐのは、家に戻ってからだ。
家に戻ったら、Tシャツに短パンだ。
そのくらい、涼しいカッコをするのが好きだ。
でも、やっぱり仕事の時は、スーツを上下きっちり着ていた。
仕事のオンとオフを、服装で調整していた、ようなものだ。
◆現在のクールビズ
クールビズは、2013年の日本には、やっぱり必要だと思う。
28度に設定された室内で、スーツ姿で過ごすのは、さすがに暑い。
でも、クールビズの定義はとてもあいまいで、「こういう格好がザ・クールビズだ」というのが、わかんないのも事実だ。
そして、クールビズがあいまいなのにもかかわらず、今度は「スーパークールビズ」なるものも登場し、さらに、事態は混乱している。
スーパークールビズだと、ポロシャツもOKだし、アロハももちろんOKだし、チノ・パンでも、スニーカーでもいいらしい。
ひょっとすると、タンクトップや、ビーチサンダルや、浴衣や、ふんどし一丁でも、大丈夫かもしれない。
おらは、今の会社にきて、初めてのクールビズ期間に突入したのだが、いまだに夏用スーツの上下で出勤している。
チノパンはセーフなのか、ポロシャツはアウトなのか、よくわかんないというのもあるし。
こうして、本日もスーツで出勤してきた。
しかし、そんなおらでも、土日出勤の時には、ジーンズにジャケットだったりするのよね。
お客様に会うワケではないので、そんなカジュアルな格好で出社しても、特に構わないんだ。
(*´艸`*)ムフフ
そういえば、金曜はカジュアルファッションでよいという風潮(?)が、以前にはあったと思うのだけど、最近全く聞かないな。
あれはどうなったんだろう?