おっす!オラホモサピエンス!
ホモサピエンスなので、しぶしぶ服を着るわけだけど、そんななか「スーツのアーマー力」について考えてみた。

◆服のアーマー力
まず、これは「あーまーりょく」と読む。
違う言い方をすれば、「防御力」といえるかな。
よく、RPGなどやゲームの世界では、身につける装備に「防御力」という値が設定されている。
それが大きい値であればあるほど、ゲームを有利にすすめることができるのだ。
でも、そうしたゲームの世界では、「スーツ」が登場することはないね。
現実世界に近いものだと「布の服」がせいぜいかな。
ゲームの世界で、それより上の防御力を求めると「皮の鎧」などになる。
ゲームの左傾では、「スーツのアーマー力」は軽視されている。
◆スーツのアーマー力の安心感
ゲームの世界では、ほぼ見向きもされない「スーツのアーマー力」だけど、こと現実世界では、ちょっとバカにできない。
いや、むしろ、最強の鎧に近いものかもしれない。
オラは、最近まで無職だったワケだけど、スーツを着るだけでも、ちょっと強くなった気がするのよ。
たとえば、無職のオラが、平日の昼間っから街(町)をうろうろしていたとする。
オラが働いてないという負い目を感じてたから、かもしれないが、「スーツで出歩く」のと、「普段着で出歩く」のとでは、ぜんぜん違うのよね。
なにか「安心感」が違うのよね。
たとえば、会社の面接のために、スーツを着て、電車にのって、街を歩いて、みたいなシチュエーションでも、スーツを着てると、なんだか「安心」だったりする。
最弱の「布の服」と同じ素材でありながら、「スーツのアーマー力」は、ちょっとバカにできない。
◆スーツの偽る力
スーツを着ていると、それだけで「ちゃんとしている身なり」を装うことができるんだよね。
「ちゃんと働いてますよ」「ちゃんと給料もらってますよ」「ニートじゃないですよ」みたいな顔をすることができるっていう。
そういう免罪符的な役割すら、スーツは持っている。
ある種の「仮面」みたいなモノかもしれない。
このスーツは、着ている側からしても安心なのだが、スーツを見ている人にも安心感を与えたりする。
よく聞く話で、泥棒が街中を歩くときの格好で、一番多いのはスーツだという。
泥棒ファッションとして「頭に風呂敷をほおかむりして」いるイメージがあるが、あれはファンタジーの世界だ。
あんな姿の泥棒はめったにない。
そんな姿だったら「私は泥棒ですよ」と宣伝しているようなもので、一発でまわりの人から不審者として見られてしまう。
しかし、スーツを着ていれば、それだけで、まわりの環境にも溶け込める。
たとえ、昼間から住宅街をぶらぶら歩いていても、まわりからは「仕事の人だろう」くらいに思われる。
ほら、ルパン三世みたいな大泥棒だって、泥棒ファッションではなくて、スーツに近い服を着てるでしょ?(石川五ェ門は袴だけど)
◆スーツを脱ぐ瞬間
オラは、めでたく仕事につくことができ、またスーツを着て出歩くことになった。
スーツを着ない仕事をしていた時には、スーツを着るのが苦手だったが、今はスーツを着て出勤するのが日常だ。
スーツを着ているのが「仕事ON」状態。
仕事をするときには、スーツのアーマー力+「安心感」を身にまとう。
一方で、スーツを脱ぐのが「仕事OFF」状態。
スーツのアーマー力を脱ぐことで−「緊張感」も、一緒にオフにするという感じ。
女性が好きな、男性の仕草として、「スーツ姿でネクタイをゆるめる」というのがあるが、仕事のONとOFFの境目が見えるのが、楽しいのかしらね。
さて、それじゃあ、これからスーツに着替えて、仕事に行きますか!
『ハンサム☆スーツ』は持ってないけどもね☆