さいきん般若心経がおもしろい


おっす!オラ三蔵法師の弟子の孫悟空!ありがたいお経をもらうために西の方へ旅しているよ!

ってことで、「ありがたいお経」について書いてみるよ。

さて、急なロールプレイングではじまったブログだけど、今回は「般若心経」の話。
オラが最近おもしろいと思っている「お経」だ。

ところで「般若心経」って文字は読めるかしら?

「はんにゃしんきょう」って読む人もいるみたいだけど、
ここでは『はんにゃしんぎょう』 と読むよ。

で、この「般若心経」についての本をいろいろと読んだりしている。

それまで、おれが「般若心経」にもっていたイメージは二つ。

  1.  「はんにゃーはーらー」とか「しきそくぜくー くうそくぜしきー」みたいな言葉が入っている、お経であること。
  2. 西遊記の話のもとになった、玄奘三蔵が、持ち帰ったお経であること。

でも、このお経の意味(どういうことが語られているお経なのか)については、さっぱり、よく分かってなかった。

そもそも「宗教はあやしい」っていうイメージが先行していたので、般若心経を学ぼうなんて思わなかったんだよね。

最初のきっかけは、2006年にNHKで『生きて死ぬ智慧』柳澤桂子を紹介していたこと。
すぐに買って、読んで、面白かった記憶があるけど、そこでとまっていた。

最近また同じ本を読み返したり、他の人が書いた般若心経にまつわる本を読んだりした。

また、これらの本の間に読んだ手塚治虫の『ブッダ』も、読んでおいて良かったと思う。

ブッダの本当の教えは、いまの仏教=宗教とはちょっと違って、どちらかというとある種の哲学に近いと、オラは感じた。

そもそも、般若心経も、ブッダが言った言葉そのものではない。
ブッダが生きていた時代と、般若心経が成立したとされる時代(600年ごろ?)には、およそ1200年も差があるわけだし。

でもでも、般若心経には、玄奘三蔵が命をかけて(まさに命がけで旅をしてきた)持ち帰った仏教の心髄というか、凝縮されたエッセンスが、ここにはある。

そうして、それは、「死者へのことば」ではなく「生きていくものへ真理のことば」だと感じた。

ちょっと矛盾する言い方だけど、オラはいまの仏教は、基本的には好きにはなれない。
「あの世」を意識する宗教は、仏教に限らず、キリスト教についても信じる気にはなれない。
それがオラの宗教観だ。

でも、般若心経(=ブッダの本当の教え)には、「あの世とこの世」なんていう概念はない。
それよりも、般若心経でのべられている「真理」は、哲学をも含みつつ、宇宙観をのべているようで、とても面白い。

宗教観というより宇宙観という見方で、オラは般若心経をとらえている。

おもしろい。

書かれている内容もおもしろいのだけど、般若心経を詠むときの「おとのならび」というか、お経の「歌い方」も、とても耳に気持ちよい。

これって「真言」だからなのかもしれない。

最後に引用しておこう。

仏説摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空

度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空

空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相

不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中

無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意

無色声香味触法

無眼界 乃至無意識界 無無明 亦無無明尽

乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得

以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故

心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想

究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故

得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪

是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦

真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰

羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶

般若心経

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さいきん般若心経がおもしろい」への2件のフィードバック

  1. 対立の原因にもなったりするので、宗教と聞くと僕も身構えてしまいますが、考え方として知っておくのもいいかなと思います。
    最近能に興味があり、これも宗教と関わっているところがあるようなので、僕も宗教の考え方が気になってきてました。

    • 対立や争いの原因に宗教はつかわれがちですな。
      能はおもしろそうですね。
      能に限らずですが、いろいろな舞台芸術は、その背景に宗教があるので、
      それを知っていると、より面白く感じるかもしれませんね。
      知らない世界を知るのは、純粋に楽しいです。

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